気づく力(畑村洋太郎ほか)

気づく力 (PRESIDENT BOOKS)

気づく力 (PRESIDENT BOOKS)

「気づく」というのは、何をするにも大切なことだと考えている。
なぜかと言えば、そこから問題解決であったり、あらたな発想が始まるからだ。
だが、気づくをスタートにしてしまっていた自分の考え方を改めたのは、トヨタカイゼン活動であった。
気づくといっても限度がある。そこで、気づくためにどうすればいいのかということを考えることが過去の自分にとっては、ブレークスルーであった。
たとえば、製造業の過程で、気づくためには、標準化である。一種の型を決めるということである。
そこからずれているものは、問題なのである。これは、なんともわかりやすい。
そう考えてみると、日常の生活もある程度の型で生きていると考えられる。
その型から少しずれていることから気づきが始まる。
新たなアイディアを発想するときになどには、型があるからこそ、そこから考えをはずし、新たな発想がでてくるのではないかと考えられる。