桑田真澄

 あの甲子園のスーパースターであり、巨人軍のエースであった桑田真澄氏の講演会に参加。正直僕は、野球少年ではなく、サッカー少年である。仮に、甲子園をみていたとしても、桑田というよりも松坂の方が記憶に残っている世代である。それが故に、期待をまったくしていなかった。だが、巨人軍を辞め、夢をあきらめずに渡米した、その意気込みというか、意思には、なにかあるだろうと思い参加した。
 会場は、学生が多かったが、熱狂的な桑田ファンのおばちゃんやおじさんもたくさんいた。そんなことは、どうでもよく講演の内容である。1時間半のプログラムであったが、桑田一人で話をしたのは、20分くらい。それ以外は、インタビューアーと一緒。なんとなくものたりなさを感じたが、よく考えてみれば現役選手である。しゃべりで飯を食っているわけではない。ゆくゆく飯を食うことになるのかもしれないが。

 話しの中で、言いたかったこは、発想の転換であろう。
・けがをしたらそれをどう受け止めるのか。
・失敗をどう自分が受け止めるのか。
人は、それぞれ違うのだがら、受け止め方も違う。その受け止めかたも、ネガティブよりは、次につながるように考えた方がいだろうとのこと。
「だるまさん」思考だといっていた。
つまり、倒れても何度でも立ち上がる。どうやって、立ち上がるかを楽しむ。

 桑田氏が自ら発想の転換のブレークスルーがあったのが、中学校のテスト。学校の中で、下から数えた方がはやい。具体的に230人中230位だと言っていた。そこで、おかんからの助言やPL学園にはいるため、ほんの少し勉強したらしい。そしたら、230人中220位になった。ここが、転機だったと言っていた。僕は聞いていて、そんなに順位もあがっていないし、「ここかい」とツッコミをいれたくなったが、ここらしい。ちょっとやって10番あがった。つまり、やればできる。この楽観主義がすばらしいと感じる。そこからは、登り調子で無事PL学園へ。

 普段考えていることが、行動にでて、それが、積み重なって人生になるとかよく言われている。
つまり、原点が思考なのである。思考のひとつに楽観的な思考があり、最近気になる。梅田望夫さんにしてもそうだ。自分にない思考であるからひかれるのかもしれない。
とにかく、モヤモヤしていることを楽観的という立ち位置でとらえるとプラスに進む感じがする。
そう感じがするだけなんだが、その感じがすることがいい。だから、もっと楽観的になろう。