ウェブ時代5つの定理(梅田望夫)
- 作者: 梅田望夫
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2008/03/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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いろいろなブログで紹介されている。その中でよく目にするのがコレである。
A-level people want to work with A-level people.
B-level people tend to hire C-level people. -Silicon valley provedAクラスの人は、Aクラスの人と一緒に仕事をしたがる。
Bクラスの人は、Cクラスの人を採用したがる。−シリコンバレーの格言
人が大事である。
個人的には、この言葉がかなりきた。
Try to have the highest of ethics and to be open and trutuhful about things,not hiding -Steve Wozniak
最高の倫理観を持って、物事に対してオープンで正直であれ。そして隠し事をしてはいけない。−スティーブ ウォズニアック
自分に足りていないところである。
あと、頭の体操の手助けになると感じたのが、
近藤は、「人間がつくったものならばすべてその成り立ちを理解することができ、自分でもつくれるはずだ。」とよくいいます。原発から微細加工部品まで、何かの製品やシステムを見たら、それがどういったメカニズムで作られているか、どうやって動くものかを理解し、それを自分ならどうつくるかを考える。そういうふうに頭を働かせているのです。<中略>
そういう発想をする彼をみていると、つくづく自分は文系人間なのだなと思います。技術の中身が理解できない文系の人間は、わからない部分をブラックボックス化して、ブラックボックスの意味を抽象的に理解しようとします。
以前、コチラでブラックボックスが儲かる鍵といった。ブラックボックスだからしょうがないと考えるのでなく、ブラックボックスをつくった人がいるのである。だからブラックボックスをつくる側にいかなくてはならない。その訓練になるヒントであると感じた。。
かなりの時間がかかったと著者自身も語っているが、どのくらいの人達が紹介されているのか気になったので数えてみた。
注)順不同、○の中の数字は本著の中での引用として登場した回数。
⑬ スティーブ ジョブズ
⑪ エリック シュミット
⑧ ゴードン ベル
⑦ ラリー ページ
⑥ ロジャー マクナミー
⑤ アンディ グローブ
④ ジェフ ベゾス、マリッサ メイヤー
③ ピエール オミディア、リーナス トーバルズ、ポール グラハム
② スティーブ ウォズニアック、ウィリアム・ハンブレクト、ビル ジョイ、スチュアート ブランド、ビノッド コースラ、
ジョナサン アイヴ、サーゲイ ブリン、ビノッド コースラ、ポール サフォー、マイケル モリッツ
① ジャン=ルイ・ガセー、ティム オライリー、シリコンバレーの街の人々、シリコンバレー格言、ドン バレンタイン、
スティーブン レヴィ、レイ ライリー、ミッチ ケイパー、フィナンシャルタイムズ紙、グーグルの哲学、グーグル10カ条の10、
マヌラグ アチャリア、ショーナ ブラウン、グーグルカルチャー、ゲイリー ハメル、マーク ザッカーバーグ、ジミーウェールズ、
ウィリアム ガーレイ、ランディ コミサー、エスター ダイソン
■登場者数:41
■引用数:107 (単純に太文字にされている数)
グーグル関係が多く引用されていたり、オープンソースのあたりが多く引用されている。また、梅田氏が師と仰ぐゴードンベルの言葉も多い。
その中でも、スティーブジョブズの言葉が一番多く引用されている。これが、意外であった。スティーブジョブズが、シリコンバレーにおいてやはり強い影響力を持っているのだと再確認させられる。
スティーブジョブズに関しての簡単な備忘録。
Wikipediaは、コチラで。
著書の中でも紹介のあったスタンフォードでの講演の原著は、コチラで。youtubeは、コチラで。日本語字幕がついているのが、コチラのブログで。
毎回自分の中で、まとめようとしてまとめられないのが、梅田氏の本の感想である。
そして、著者の本を読んで今後頭にいれておかなければいけないと感じたのが。
・オープンであること。
・主体的であること。
・邪悪でないこと。
これらが重要であると感じた。それと同時に自分が足りていないところであると気づく。こんな気づきを与えてくれるということから、僕の中での梅田望夫氏という人の重要性を再確認する。自分を見失いそうになったら戻る場所はこの人である。