敗者のゲーム(チャールズ・エリス)
- 作者: チャールズ・エリス
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 2003/12/04
- メディア: 単行本
- 購入: 5人 クリック: 42回
- この商品を含むブログ (68件) を見る
インデックス運用を行う人にとっては、必読の書であるといわれているので読んでみる。インデックス運用の対極にあるのが、アクティブ運用である。学者達は、超長期的にみればインデックス運用がアクティブ運用よりも有利であると言及する。そのとおりだと思ってインデックスファンドに投資する人が最近は増えているらしい。ETFとかも使って。
右肩上がりが前提にある。超長期的にみて、インデックスの指標として日経平均を使って考えるのはよくないが、バブルといわれたような時代を取り戻されるのであろうかという疑問を感じていた。だが、日本だけに注目していたら意味がない。世界で分散するのである。そうなると、どこのインデックスが伸びるのかと探さなくてはならない。そうなったら、アクティブと変わらないと感じた。だが、近年では投資商品も充実してきた。インデックス環境が整ってきた。インデックスが充実してきたのであろう。
超長期的にみても、その超長期的な間にもっと説得されるような見方がでてきてしまったらどうするのかということである。そこでやり方を変えたらインデックス運用の成果はでないのか。未来のことはわからないが、未来のことを考えることができるのが、人間の希望でもあり不幸でもあると感じた。
これが本当に核となる考え方なのかと疑問を感じてしまう。
かなりピンと来た言葉が以下のとおりである。
前もって計画を立て、適度に保守的に行動し、できるだけ若い時期に始めることだ。そして、長い運用期間を活用し、可能な限り一度決めたことを実行し続けるのが、賢明な方法である。
いまの景況感をどう捉えるか。そんなの関係ねぇってことであるのか。