Kaikai Kiki Gallery

 ブルータス副編集長である鈴木芳雄氏のブログであるフクヘン。にて、カイカイキキのギャラリーがオープンしたとのことで、行ってみました。
 元麻布にあるギャラリーに向かうことになり、広尾駅に到着。そこで、外人の比率の多さにびっくり。自分には違いすぎて、ここは日本なのかとつまらぬことを考えながら、ギャラリーに向かう。事前に場所も調べ完璧のはずがビル名を忘れていた為、ギャラリー周辺をウロチョロ。地下だったことを思いだし、らしき階段を下りて行ったらビンゴ。
 そして入館したが、Galleryに慣れていない為、かなり挙動不審。Galleryでの所作がよくわからんのである。どうすればいいのでしょうか。関係者がいるわけでもないので、ひたすら展示品を眺める。本当のGalleryでのすごし方は、関係者の人たちとあーだこーだと話すのであろうか。本当の寺のまわりかたと同じように。というか本当とかないのであろうと割り切る。とにかく個人で好きであればいいのである。
 村上隆。Mr.。が好きである。とくにカイカイキキとの出会いは村上隆である。浪人時代に村上隆海洋堂による食玩発売の記事を雑誌で読んだことが出会いである。ビックリマンチョコドラゴンボールカード、Jリーグカード。その記事をみるやいなや、男なら誰もがどこかに持っているコレクター魂を目覚めさせられた。浪人時代につき金もなく、食費を削りコンビニを徘徊して買い占める。コンビニにあるだけ買っていくので、コンビニ店員の目が痛かったことを思いだす。そして、その後もオークションで食玩を落としたり、本を買ったりしていた。GEISAIもありましたな。よくよく考えてみたら村上隆の作品をまともにみたことがなかった。今回、少しだけだが触れることができ自分の気持ちを再確認する。
 終了してしまったが©Murakamiに行きたかった。こちらは、youtubeで我慢するしかないな。
 村上隆氏の日本での評価は賛否両論であるが、世界と比べると評価は低いであろう。専門家からしたら言いたいことがたくさんあるらしい。だが、僕は彼の作品に広め方に関心がわく。日本で認められなくても世界で認められればいい。そうすれば日本でも注目せざるえない。このプロモーションの仕方がうまいのであろう。google検索エンジンの性能がよいから広まっているといわれるが、そのプロモーションのうまさによってここまででかくなったといった方が正解らしい。根本にある技術だとか哲学とかも大切であるが、それをどうプロモーションしていくかも重要でもあることを忘れてはならない。
 日本に美術の市場ができていないのが問題であると村上氏も語っていた気がする。そうすれば日本でも、心置きなく作品がみれるのにな。もっと現代アートをうけいれてもいいのではないか。日本の権力者よ。と素人のくせに大口をたたいて申し訳ない。