いのちの食べかた

 もっとはやくみたかったのだが、なにかと理由をつけて後回しにしてしまっていた。感想は、自分の期待値が高すぎた。こういった作品は、思いつきで観にいくのがいい。ちょっと自分の中で寝かせすぎた。期待とかそういったような作品ではないことに見始めてすぐに気づく。
 大変失礼ながら直前にたらふく食事をし、始めは睡魔との戦いとなってしまった。終盤は問題なかったのだが、周りの人で戦っているようにも思えた。だからといって決してつまらいということではない。それは、つまらないという判断を下すかどうかは自分で決めろといっているような作品である。ナレーションもない。淡々と映像が流れているだけある。よって、監督の考えがこうだというのがない(本当はあるのかもしれないが、僕の力量では感じなかった。)。だから、自分で考えなきゃいけない。ノンフィクションの場合その監督が伝えたいことがあり、その考えに対して自分がどういった考えを持つかである。だが、この作品においては自分で考えたてそれに対して、それに対して自分でまた考える。それの繰り返し。
 こういった作品は、小学生とかにみせるべきかと思った。自分の食べているモノがどうやってつくられているのかの真実をしるべきである。真実というのは、そこで作業している人がどんな人であったり、動物をどうやってあやめるのかといったところである。学校でも教科書とかでやるが、そこででてくるのは人の良さそうな農家のおじさんが笑顔で野菜をもって写っている写真ではないか(これはあくまでも個人的推測)。そんなキレイなとこばかりでなく、この作品をみせたほうが良いと感じた。