借金を返すと儲かるのか?会計の公式(岩谷誠治)


タイトル買いしたことは覚えてあったが、中身をみて会計の初級的な話だなと思って積んどいた本。会計の基本的なところの理解が足りていないと考えさせられることもあり、会計の初級クラスの本を読み漁っていたところ。


会計は、5つの項目から成り立っている。資産、負債、資本(純資産)、収益、費用。それらがどのように関係しているのかは、簿記をやっているときに散々考えさせられた。だが、B/S、P/Lをみた際に、どこにつながりがあるのか理解できなかったことを覚えている。


そこをすっきりと説明してくれている。その意味で本著は、簿記を学びたいなと思っている人にとってはうってつけ入門書であると思う。


タイトルのとおり借金を返すと儲かるのか?というと最初は、支払利息が減るから最終着地では儲かる(利益があがる)と考えていた。だが、解はひとつとは限らない。


会計の知識がなぜ小学校から高校生までの間に必修科目にはいってこないのか。いやでも使う知識だと思う。国は、国民に考えさせないような仕組みをつくってきたのだろうか。会計の知識は資産運用するにも必要な知識である。国際競争力をつけなければいけないといわれている昨今、教育から変えていくしかない。じゃないと国債競争力がヤバイ気がする。


借金を返すと儲かるのか?

借金を返すと儲かるのか?