60日で取れるとっておきのお得な資格 (洋泉社BIZ)(中村一樹)
400の資格を取得し平成の資格王の異名を持つ中村一樹氏が監修を務めている本著。就職に悩んでいる人や自己啓発に励みたい人が手に取るのであろうか。だが、そいういった人だけではもったいない。このご時世自分の市場価値をあげるためには、ひとつの手段として資格の取得が考えるからだ。
目次
はじめに 「60日資格」とは、人生の縮図である
第一章 “キャリア(就職・転職)に効く60日資格活用術
第二章 60日の勉強で取れる32の資格に注目!
第三章 「60日資格」合格のための試験テクニック
第四章 業界別、評価される資格とは?
出所:洋泉社
本著の構成としは、第二章が中核となる。どんな資格があり、そのためにはどのような勉強方法すればいいのかという疑問に答えてくれる。また、第三章では、合格の試験テクニックとして試験日当日にはどうすればいいのかとかいう誰もが不安を感じる疑問に答えてくれている。そして、第四章では業界別に評価される資格と評して、それぞれの業界で現在、そして未来に向かって必要となる資格に答えてくれている。
だが、僕が強く感じたことは資格を取るということを目的とすることでなくて、そのプロセスの重要性を意識させられる。誰もが、何かの資格にチャレンジしようとして挫折したことはあるであろう。資格取得だけでなくダイエットにしても続けるのが困難であることは多々ある。
本著ではどうすれば続けられるかという点をフォーカスしている訳ではない。その為、そのノウハウが書かれている訳ではないが、これから生き残っていくために自分で計画をたてそれを実行していくことの重要性を考えさせられる。
どこにモチベーションをおくのか。自分はどうしたいのか。年末年始の時間ができたときにじっくりと考える手助けになるであろう。そして、受験時期さえあれば、1年に6個の資格取得ができる訳である。そしたら、新たな視点がみえてくるであろう。そんなことを考えながら新年を迎えてもいいのではないのであろうか。
でも、続けるモチベーション、および、続ける環境作りが大切であることに間違いはない。人はみんな意思が弱いものである。年始にこれをやろうと決めて計画倒れになる人が多いから、勉強本やモチベーションの本がよく売れる訳である。その点においても、1年に6個の資格と上述したが、1年でなく2ヶ月だけ力を注いでみてもいいのではないのであろうか。
- 作者: 中村一樹
- 出版社/メーカー: 洋泉社
- 発売日: 2009/10/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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