本は10冊同時に読め(成毛眞)

自己投資をどんどんしなければいけない時代。本は、一番身近な自己投資だと考えている。そして、書店では様々な読書法を紹介した本が積まれている。著者も言っているが、それらの方法をマネしてもなんら意味がない。自分がマネされるものをつくらなければならないと。


言葉っておもしろい。
つくづく思うのが、どんなことをするにせよ、何か新しいものを生み出した人の素晴らしさである。そういった人達をもっと賞賛する社会にならなくてはならない。そして、自分もそういった人達にならなくてはならない。たしかに、マネをすることによって学習できる。マネをしていてもやっている人が違うのであるから新しいものともいえる。だが、本当に無から有を生みだすことはできないのであろうか。となると、無というのはどういった状態であって、有というのはどういった状態であるのかを定義しなくてはならない。その定義のレベルが思考のレベルにつながり、すなわち言葉のレベルが思考のレベルにつながると感じさせられる一冊であった。