ハンバーガーの教訓(原田泳幸)

どの会社で働くのかと考えるときに、報酬であるとか人間関係であるとか、そういったことももちろん大事である。だが、その会社の思想がどういったものかによって自分の成長にかなり影響がでるのではないかなと感じた。会社それぞれに社風であるとか、哲学のようなものがあると考えられるが、それが自分にあっているかどうかというよりも、それが素晴らしいかどうかで判断し、入ったあとはその哲学にどっぷりはまるのもひとつの手段なのかもしれない。その視点からみるとマクドナルドなどは、良いなと感じさせる一冊であった。


新卒の就職希望人気ランキングとかをみると、ほとんど食品は人気がない。人気がない理由はなんとなくわかるであろう。だが、この人気があるかないかという思想で会社選びをすることに問題はあると思う。人気ランキングなんか発表しなければいい。
人気ランキングなんかをみている人達は、たいしたことがない人達である。という見方もできるのだが、それでも目にしてしまう。
そもそも新卒という制度は、どうなのであろうか。最近では、新卒採用の時期がかなり早くなっている。大学生であれば今の時期に決まっている人もいる。そして大学卒業をするのは、1年後である。その1年間で企業の情勢も変わるかもしれないし、学生も変わる。
学生からしてみれば、みんなが就職活動をしているから就職活動を始める。みんなが内定が出始めたからそろそろあせる。そうなると企業の実態よりも、企業のブランドで決めることになる。そんな人が多いではないのであろうか。たしかに、企業を見極めろといっても難しい。だが、企業を見る目が自分中心でなく、その他の人が中心になっているところに問題がある。


新卒採用についてもっと、考えていこうと思ったが、どんなものであれ、力のある人は採用されるのである。そして、はいった後も仕事ができるのである。目先のことばかり考えている自分に気づいた。