儲かる会社はこうして作れ!(木下晃伸)


このご時勢、現金保有率を高めていた人にはいつ買いをだそうか楽しみにしている人も多いはず。


その際に、起業の本質的価値を同見極めているかが肝心なところであるが、その価値を判断するのが一番の悩みどころとなる。

本著は、筆者の実証検証に基づく結果であり納得いくところが多い。また、優秀な起業を例にだし簡易な言葉でまとめられている点も好意的に受け止められる。


だが、すこしパンチが少ない。どうしてもこういった挑発的なタイトルからしたら、ドカンとパンチがほしいものであるがそれがない。これは思いっきり個人的な見解である。他の人は、このようには感じないことだってある。


いわば、おりこうさんなのである。基本に忠実に本質を捉えていると思えるが、意外性にかけている。


本にどうしても期待してしまうことのひとつに新たになにかを気づかせてくれることがある。本著では、自分はそこを一番期待して読書をしているのだなということに気づかされた。