残業ゼロ!仕事が3倍速くなるダンドリ仕事術(吉山勇樹)

ワークライフバランスを考えましょうと研修ビデオをみせられる。
だが、仕事をしたくてしているのだから何時まで働いてもいいじゃないかと感じた。
おそらく俺はまだ余裕があるのであろう。


仕事場では強制的に勤務時間を区切られているおかげでワークライフバランスはたもられている。このように環境を整備して、就業時間になったらブレーカーが落ちて何もできないようになるような環境をつくることが必要だと思う。


だが、考えようなのが仕事をしたい人いるということである。全員が同じ行動をとりましょうというような現場にいるので私にはそれはつくづく思う。もっと、時間の管理を自分でしたい。そんな意見は多くである。人によって案件がある時期もあればない次期もある。ないならさっさと帰ればいいというものの、上司が残っているからなかなか帰ることができないという古い現場にいる。


先日ガイアの夜明けをみているとき、サイボーズが紹介されていた。そこでの働き方は2種類あって、働きたい人は働く。ライフプランを考えて今は、仕事以外に時間をかけたい人は定時帰る。それは変更も可能である。


そんな会社は非常に全体的に効率がよい仕組みづくりがなされているなと感じた。どんなときでも、規律の中に自由を与えるということは大事である。その前提となる規律が自由を享受しやすい規律になっているかどうかで、変わってくる。


本著では、いかに日常の業務において効率化を追求していく方法、および、考え方について書かれている。地道にひとつひとつを効率化できるように効率化をしてくことでしか、真の効率化はうまれないなと考えさせられる。


効率化、効率化といわれるときに、効率化の結果得られるものの多くは時間であろう。みな時間はかぎられているし、その時間をいかに使うかで人生が決まる。そんな人生をかたるつもりは毛頭にもない。なにが言いたいかと言えば、効率化したらそこから生まれた時間でさらなる業務をする。それでこそ効率化をされた意味があるのではないかと考えられる。


人は効率化をすることによって進化してきた。効率化のために道具がうまれ、それを利用する。それの繰り返しで生きてきた。ということは、これからも一生『効率化』という言葉と競いあって人間は進歩していくと考えさせられる一冊であった。


残業ゼロ! 仕事が3倍速くなるダンドリ仕事術 (アスカビジネス)

残業ゼロ! 仕事が3倍速くなるダンドリ仕事術 (アスカビジネス)