世界では、バフェット。日本ではセイホ 〜生命保険のカラクリ (文春新書)
生命保険を「人生で二番目に大きな買い物。」と考えたことはなかったな。
- 作者: 岩瀬大輔
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2009/10/17
- メディア: 新書
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僕が生命保険にはいらない理由は、価格がよく分からないから。というよりも複雑。でも、周りのみんなはなぜか加入する。
「なぜ加入したの?」と聞くと
「万が一に備えて?」たしかにそうである。
「なんでその商品にしたの?」と聞くと
「薦められたから。」
お金のことに関しては思考停止する仕組みができている日本社会にとっては、セイホビジネスは儲かる。
セイホレディーなる人が親戚の中には一人はいて、その人に知らぬ内に加入されている。それが、人生で二番目に高い買い物にもかからわずである。
そもそも仕組みがよく分からないことがよくない。価値がわからない。カネは価値と対等の価格でないとダメだと思う。
本著では、著者の文章のうまさ、及び構成のうまさですごく読みやすい。
騙されたと思って、読んでみると、これまで騙されてたことに気づく人が多いのではないかな。
騙されたという言葉は不適切かもしれないが、騙される方が悪いという世の中はあるよな。
生命保険だけでなく、日常の思考停止になっているものに対して思考停止解除してくれるであろう。
4月15日まで無料で配布中。