知は記憶なくして語れず 〜 ライフログのすすめ―人生の「すべて」をデジタルに記録する! (ハヤカワ新書juice)

みたモノ、きいたモノ、自分に関わったモノ・コトを記録する。
PCでいうところの記憶装置を脳以外に持つということ。それも脳より正確である。


ライフログのすすめ―人生の「すべて」をデジタルに記録する! (ハヤカワ新書juice)

ライフログのすすめ―人生の「すべて」をデジタルに記録する! (ハヤカワ新書juice)


先日、経済産業省から「クラウドコンピューティングと日本の競争力に関する研究会」報告書がプレスリリースされた。


20年までに40兆円の市場規模というフレーズが注目されている。報告書の中身をかるく読んでみると、クラウドに情報蓄積させてそれを利活用するというような主旨を強く感じる。


そこで本著が頭によぎった。あらゆる情報の蓄積。例えば、自動車の情報といっても、位置、燃料、走行距離、走行時間、、、と限りない。人の情報も限りなく、つぎつぎと情報がうまれていく。


この情報を活用して市場をつくる。というより、既存の市場をさらに拡大させることもできるであろう。的確な情報が集まれば、より的確なマーケティングができるはずだから。


クラウドという言葉をテレビCMでみるようになった。お茶の間に浸透中。日立のCMは、まるでMSがつくったモノをパクった感じがした。


それはいんだか、そのうち日本人があんだけ警戒していたプライバシーの概念なんかどっかにすっとんでいくのだろうと感じる。


オープンになることが当たり前になる。既になりかけている。twitterでつぶやいて今何やっているか報告する。その場所も特定できる。どんどんオープンになる。どんどん市場を大きくして経済の足しに擦る必要がある。


情報化社会は、情報がカネになる。その情報を同蓄積するか。どう捉えてカネにするか。
これって、いまに始まったこではない。


ライフログクラウドに置くことで、人間の脳を更に強化できる。つまり、新たなイノベーションを起こすことができる。未来は明るい。